仮想通貨及び投資や投機に関してはゼロサムゲームと言う言葉が該当しますが
実際のところマイナスサム(ディスアドバンテージ)というのは常に存在します。
自分にあったスタイルを確立して、優位性を高めてみてはみませんか?
殆どが「投機」
まず始めに、
仮想通貨市場に限った話ではないですが、市場でのお金の使い方は「投資」と「投機」に分類されます 。
そして仮想通貨はその中でも特に「投機」要素が強いのが特徴です。
投機要素が強いということはそれだけゼロサムゲームの特色も強くなることになりますから
https://bitcoinstyle.net/bigginer/diffrent-investment-speculation/
板取引とロット・建玉数
仮想通貨FXにもBitMEXやOKEXを筆頭に沢山のトレード会社がありますが
その殆どが板取引によって行われています。
つまり、板取引によるマージン取引が仮想通貨市場では主流になっているのが現状です。
板取引にもメリット・デメリットは多数ありますが、ロット(建玉)と密接に関係してきます。
自分の資本金が大きくなってきた場合、今までよりもより大きい金額でのロットを注文したいと思っても
板取引の性質上、自分の注文した値で約定されるとは限りません
このシステムを逆手にとってトレードを行う方達もいますが、
自分の理想とする価格でロットを構築するのも損切りや利確で決済をするにも非常に大きな労力がかかるということです。
使い方によっては非常に便利な板取引ですが
な状況から始まっているということを忘れてはいけません。
多発する約定遅延
これはまだまだ既存の仮想通貨市場ならではの特質と言えますが、
- 自分がストップを指定した値で瞬時に約定しない
- 約定するまでの時間が遅すぎる
- 注文がエラー表示となり発注されない
注文に関するエラーは非常に頭を悩ます問題です。
これはロットの大小に限らず、既存の大手取引所ではかなり多発している問題で
こういった不具合ともとれる技術的欠陥によって
満足に快適なトレードを行えないのも事実でしょう。
本来であれば注文から約定するまで数十秒かかる。ストップロスが指定の値まで届いても瞬時に行われない。
スリッページの幅が大きすぎるというのは大変非効率極まりないものであって
仮想通貨市場ではこういった注文関係のエラーや遅延は常習化されてしまっているので
慣れて浸透していまっている文化がありますが、
極端で露骨な相場操縦
告知なしの緊急メンテナンス30分間にロスカット狩りがあったように見える。メンテ中にも注文できる人がうらやましい😍 pic.twitter.com/TgAeFECFSh
— inagoflyer (@inagoflyer) 2018年8月28日
上記が典型的な例ですが、
以前までであればファンダメンタル等で
極端な値動きを伴い、ボラティリティが一気に増加し充分なトレード機会を生み出すのが特徴の一つでもありましたが
まだ為替や株の世界でも同じようなことがあるため一概にも言えないのですが
注文遅延や約定拒否も相まってこの相場操縦はよりディスアドバンテージを高める要因となっています。
トレードスタイルとの相性
他にも手数料・運営の問題等上げたら多岐に渡ると思うのですが、
特徴的な仮想通貨市場でディスアドバンテージについてまとめました。
これらを逆手にとるプレイヤーもいますが、
大なり小なり殆どの方にとっては不利な要因になっているのではないでしょうか。
つまり、仮想通貨FXは
- 形式上はゼロサムゲームであっても参加しているいる時点でかなり大幅な
マイナスサム要因を含んでいること、 - 「トレードスタイル」と「市場」この2つの兼ね合いをよく考える必要がある
と言えるのが現状です。
他市場の開拓
少しでも自分の優位性を高める為の改善策が
他市場の開拓です。
株式や為替の世界が分かりやすいですが満足の行く数量の板取引がしたければ
株式市場に手を出すのもよい手ですし、
より大きな金額であったりテクニカル分析を活かして
収益機会を狙うのであれば為替の世界も実に魅力的です。
何より、どの市場であっても今までのテクニカルや板読みといった経験はどの市場でも活きてきますし
自分の手札が増えるということは更なる収益機会の増加に繋がります。
他市場を考えた時にネックなのが利益や税金の問題ですが、
例えば為替ですと、種類によっては仮想通貨との利益の損益通算
が可能だったりと他の市場を開拓することはデメリットばかりではないのです。
優位性を上げる
市場に限った話ではないですがゼロサムゲームの場において数割でも
自分の優位性を上げることは非常に大切です。
今、仮想通貨だけに触れていてももしかしたら株式の方があっているかもしれない。
為替の方がやりやすく感じる。といったことが起こり得る可能性があるからです。
自分のトレードに向き合って優位性を上げてみませんか?
きっと、新しい発見と出逢いがあるはずです。